米粉100%の「べいめん」を作る理由
2009年、地元の遠賀町ブランドとして米粉を使った食品を開発する依頼を受け、米粉を使った麺「べいめん」を作ることを決意しました。米粉の麺を毎日食べても飽きず、お米の美味しさを感じられるものにしたかったのです。
石松守さんとの出会い
良質な米粉の原料を求め、地元で五代続く米農家の石松守さんに協力をお願いしました。最初は頑固そうに見えた石松さんも、私の情熱を感じ取ってくれ、深い付き合いが始まりました。この関係を通じて、日本の米農家が抱える問題や苦労を知り、米粉の麺作りに一層の情熱を注ぐようになりました。
米農家の現状と課題
米の消費量が減少し、米農家の高齢化や経費の高騰が問題となっています。田んぼが減少すると、洪水防止や水資源の涵養、生物多様性の保護といった役割を果たす田んぼが失われます。田んぼを守ることで、これらの恩恵を継続させる必要があります。
「べいめん」で米農家を救う
「べいめん」は、日本のお米の美味しさをそのまま活かした、新しいジャンルの麺料理です。小麦製品の消費の一部を「べいめん」に置き換えることで、米の消費を増やし、米農家の収入を上げる可能性が秘めた食品なのです。
世界への可能性
「べいめん」はグルテンフリーで、小麦アレルギーの方にも安心して食べてもらえます。日本の美味しいお米から作られた「べいめん」は、ダイエット目的の人々にも魅力的です。世界中でヘルシーだと和食が人気の今、世界でも注目される可能性があります。
博多への出店と未来
今や日本の国民食となったラーメン。その一つ豚骨ラーメンといえば、世界中の人が知っている街「博多」。この博多で現在出店を計画しています。博多で認知度を高め、全国や海外へ「べいめん」を広めていきたいと考えています。「べいめん」は、主食として新しい麺料理として定着させたいと思っています。